勝てるチームとは

緑丘小学校女子バレーボール部

緑丘小学校
女子バレーボール部

朝八時、体育館から大きな掛け声が響いてきた。中を覗くと手がかじかむほどの気温の中、キビキビと練習に励むバレー部員たちの熱気に溢れていた。

部活動が始まる四年生からバレーボールを始めたという子供がほとんどで、限られた練習時間の中でいかに勝てるチームにするか。柴田顧問と荒舘副顧問の指導に熱がこもる。

「勝ちにこだわることで、技術はもちろん、子供たちにはチームが一つになることの大切さを伝えたい。その中で、先輩や大人に対する感謝や礼儀を持ち、常に先の行動を考えられる人材を育てたい」

柴田顧問は指導を始めて三年目。実績を残した六年生については「まとまりがあり一途で素直な子が多い。自主練習など積極的な態度は後輩にも受け継がれている」と胸を張る。

次の主力メンバーとなる五年生においては先日の新人戦で三回戦敗退に終わったものの、次回開催の大会に向けて取り組むべきことが見えてきた。

キャプテンでセッターである松本はなさんは、今後はリードされたときにどう戦うかが課題だと分析。キャプテンの自分がチームをまとめ、技術向上を目指すと力強く決意を語った。

部活動は、冬になると練習時間が短くなることもあって、子供たちの自主性や協調性が鍵となってくる。そこに勝ちへの執念が加わると将来的にも楽しみなメンバーとなるだろう。

「先輩の姿を見てきた後輩がまた自主的にマナーや礼儀を次に繋げてくれるのが嬉しい」

何事にも熱心な柴田顧問は、それぞれの人間力の成長も心から願っている。

緑丘小学校女子バレーボール部 緑丘小学校女子バレーボール部 stands

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