サッカー部の歴史を変える。
創部初の市内大会優勝へ。
葵中学校
サッカー部
2月上旬、冬の季節としては暖かく感じられる日に、気持ちのいい挨拶を交わす岡崎市立葵中学校サッカー部に取材を行った。
この日から部活動の時間が長くなり、生徒たちの練習にも熱が入る。練習の内容はアジリティ、ストレッチ、ボールタッチ、狭いスペースでのボールタッチと動きの練習、そして最後は動きながらのシュート練習。取材をしながら気付いたのは、常に声が絶えず、生徒同士が積極的にコミュニケーションを取っている点だった。
顧問の次井先生は「新チームになってからの代では声が出るようになり、意見を言うようになった」と生徒たちの成長に目を見張る。背景には「生涯スポーツとして少しでも長くサッカーをし、愛知県で一番の挨拶ができるチームを目指す」という理念がしっかりと浸透しているためだ。そして、目標である市内大会での優勝と県大会出場へ、昨年の新人戦では3位、低学年の部では優勝と着実に力を付けている。
右肩上がりのチームを引っ張るキャプテン横井雄大(よこいゆうだい)くんは、「夏の大会で県大会ベスト8が目標。身長は小さいが、全員でボールをゴールまで運んで点を取りたい」と見所を話してくれた。グラウンドの環境を意に介さず、むしろそれを逆手に狭い中での動きやボールを扱う技術を向上させている。創部以来、初の市内大会優勝へ。歴史を変える準備はできている。
菅沼卓徒
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