「一球集中」。
岡崎南少年野球クラブ
岡崎南少年野球クラブは、(昭和60年)に岡崎市立羽根小学校の児童を集めて結成された少年軟式野球チームである。チーム結成の発端は故中山正也さんが、子供達に野球の楽しさを伝え、楽しんでもらおうと創り上げたところから始まり、その想いは34年経った今でもしっかり引き継がれていた。私が訪れた日は4月とは思えないほど暑い日、一人一人が大きな声で迎えてくれた。日差しが照り付けている暑さにも関わらず、子供達は、皆笑顔で野球を楽しんでいた。南クラブは、小学1年生~小学校6年生までの56名、6年生のAチーム、5年生のBチーム、4年生のCチーム、3年生以下の4チームでの構成になっている。今までには甲子園に出場した選手や、甲子園常連校に進んだ選手も何人か在籍していた。また、数多くの大会での優勝経験もあり、最近では200チームが参加するろうきん杯の準優勝、毎年年末のニュースに取り上げられるイチロー杯で3位など、野球を楽しんでいるだけでなく、勝負の勝ち負けにもこだわって取り組んでいる。今年のチームは右の山田君、左の藤江君の理想とした右左の2枚看板。バッテリーを中心とした守り勝つ野球で全日学童大会、スポーツ少年団と優勝を重ねている。一つ下の5年生チームも今年同様に期待できる選手が沢山いると事務局の鈴木さんが言っており来年にも期待したい。
(文:白井寛治)