馬と共に駆ける。

岡崎ハッピー乗馬

岡崎ハッピー乗馬

岡崎市羽根町の丘陵地にある岡崎乗馬会の馬場では日曜、朝9時になると子供たちが続々と厩舎に集まりだす。

小学生10人に中学生7人高校生1人の計19人が団員。中高生たちはみんな小学生の時から馬術をやっている。指導を行う岡崎乗馬会の大人たちに交じってさっそうとした乗馬ぶりだ。

馬術は、一般的なスポーツとは圧倒的に違う部分として生き物を相手にする種目。パートナーである馬の気持ちを考えながら自分の技術を磨いていくスポーツだ。

指導者の一人光岡さんによると、馬術に欠かせないのは馬をよく知ること、という。馬は身近にいる動物ではないし、親や学校の先生に教えてもらえる動物ではないので、お世話の仕方を教えるのはもちろん、馬は最愛のパートナーと話す。

そのため朝に来て、子供たちが最初にするのは厩舎の掃除と馬のお世話だ。

こうした準備は愛馬とのコミュニケーションをとるため。人馬一体となるため欠かせない時間だ。

馬のお世話が終わると、いよいよ練習用の馬場へ。軽く走らせフォームチェック。「馬がイライラするから手で引かずに体で」など指導の声が響く。馬の負担にならないこと、馬の邪魔をしない乗り方をすることが騎手に求められる。

「馬と人とのコンビの能力を競う種目なので、レベルはまちまちだが馬それぞれに合わせて満足した乗馬ができればいいと思っている。中学校、高校と末永く活動してもらいたい」と光岡さん。

馬がどういうふうに動いているか考えて、自分の意志で馬を動かせるようになりたい、と入団6年目の中学3年生の鈴木君。高校に入っても環境が許せば続けていきたいと話す。

外崎浩子

岡崎ハッピー乗馬 行政書士アライアンス総合事務所

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