細かな意識の先に見据えるもの。
 目標は全国大会出場。

翔南中学校 男子ソフトテニス部

翔南中学校
男子ソフトテニス部

11月の上旬、午前中からの雨も止み、少し湿ったグラウンドの中、全国大会出場を目標に掲げる岡崎市立翔南中学校、男子ソフトテニス部に取材を行った。

練習開始早々、顧問の太田先生が部員を集めて一言。「砂を入れた方がいいのではないか」コートにぬかるみがあり、プレーをするには足場が危なかったためだ。急いで生徒達が砂を入れて練習を始める。太田先生は多くを語らず、要所で気付いたことを伝えるくらい。部員になるべく自分自身で考えさせて、答えを出させる。

キャプテンの水鳥翔太(みずとり しょうた)選手は「次につながる練習を行い、試合を意識した練習をしている」また、「私生活でも周りを見て行動したい」と話す。

新人戦でベスト4に入り、現時点での実力を感じてきた今、大事なのはこつこつと積み上げることができる継続力と、自分を客観視できる振り返りだ。それを可能にさせるのが「目標シート」。部活動の項目としてファーストサーブが入る確率を1/2以上にする、勉強の項目として定期テストでは50位以内に入る、そして心の項目として気持ちを前面に出すなど、一人一人が自身の現状から目標を立て、日々達成できたかを○×で振り返る。

何のための練習なのかを意識し、部活動だけではなく私生活にも気を配る。男子ソフトテニス部の活動は、全国大会への階段を上り始めたばかりだ。

翔南中学校 男子ソフトテニス部 翔南中学校 男子ソフトテニス部 stands

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