自分自信。 6年生に追いつき追い越せ。
美合小学校
女子バスケットボール部
スローガンを「自分自信」とし、部活動を通して自分に自信をつけ、どの場面においても力を出せることを目指している、美合小学校女子バスケットボール部に取材を行った。
取材開始時から先輩が後輩を教える場面が目立つ。これは誰に教えられたことでもなく、先輩たちから代々受け継がれてきた「習慣」だ。この日もシュートの仕方や、パスの出し方、試合での動き方など、積極的に先輩が後輩に伝えていた。練習での一幕でもその様子が見られる。5対5での実戦練習を3分間行った後、すぐにメンバーが集まり先輩を中心に「あの場面はこう動いた方がいい。ボールを持ったら、落ち着いて周りを見てからパスを出していこう」という話をしていた。
技術や戦術もさることながら、顧問の三浦先生は「まずは楽しくやってほしい。ただ、この前の試合で負けしまった時に、練習がしたいとの声が聞けたのは嬉しかったし、子供たちの成長を感じた」と話してくれた。
児童代表の本多菜夏(ほんだなな)さんも「一人一人が課題を見つけてできるようにしていき、自分が納得できる結果を出したい」と意気込んで話してくれ、春の大会と夏の大会を見据える。
頼りにしていた6年生の姿は、試合ではもう見られないものの、その姿は覚えている。教えてもらったことを忘れずに、6年生に追いつき追い越すまで、美合小女子バスケットボール部の動きは止まらない。
菅沼卓徒
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