ボールがつなぐ、固い結束力

美川MBCバスケットボールクラブ

美川MBCバスケットボールクラブ

美川MBCバスケットボールクラブは、もともと実業団チームMBC所属選手が自分の子供たちを教えたいと設立されたのが始まりで、女子については結成13年目。

これまで全国大会出場経験もあり、4度の東海大会ベスト4という成績を誇る。

「技術的なことはもちろん、バスケットに向かう姿勢を学んで欲しい」

と話す岡田武士代表はクラブで週に5日、子供たちと汗を流す。バスケットの楽しさを知り小学校を卒業してからも続けてくれたら、という願いは子供たちにも届いており、実際に中学に上がってからも顔を見せてくれる卒団生が多い。

「もしバスケットを続ける上で悩んだり、立ち止まったりしたら帰る場所の1つ、原点としてここを思い出して欲しい」

と子供たちへの指導にも熱が入る。

6年生で新キャプテンになった横手かえでさんは、兄の影響でバスケットを始めた。

「コート内でよく声を出すこと、周りを見て考えてプレーをすること」

を実践し、ミスを減らして勝利を勝ち取りたいと語ってくれた。全国大会出場が目下のチームの目標だ。

先だって行われた卒団生たちを送るためのお別れ試合の際には、父兄を含め100人以上が集まった。実際にプレーする子供たち、指導者以外にも、子供たちの親、卒団生たちも一丸となって目標に向かって進む、その一体感がこのチームの強み。まずは6月の新人戦に照準を合わせ、新チームの結束をさらに固めていく。

この日も卒団生たちと一緒になってプレーする子供たちの熱気に溢れていた。仲間と勝利の喜びを分かち合う日も近いだろう。

白井寛治

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