今をどう生きるか。未来を担う子供たちへ
全日本空手道連盟和道会生和会
伊藤勝治代表率いる「全日本空手道連盟和道会生和会」には、岡崎市幸田町を拠点に低学年から成年までが在籍している。
その中には全日本少年少女空手道選手権大会で全国3位という成績を収めた矢吹晴奈(はるな)選手、同じく全国3位の矢吹仁奈(にな)選手も在籍しており、全日本で戦える選手を輩出している。
「空手を習う子供たちのことを大切に思い、命がけで守るという覚悟で指導している」
と言う伊藤代表は国際審判員の資格を持ち、様々な国を実際に見てきた。その中で日本の子供たちを自立できる人間に育てたいという強い気持ちが芽生え、日々の指導にあたる。そこには世界を巡ってきた伊藤代表だからこそ見られる景色があるのだろう。
周りのことを常に考え、目には見えない「心」を考えることが空気を読むことに繋がり、それが間合いを大切にする空手に生きてくる。伊藤代表の言葉1つ1つを真剣に聞く子供たちの姿も非常に印象的だ。
道訓である「元気であれ、素直であれ、優しくあれ」には、未来を担っていく子供たちへの熱いエールが込められている。
練習後には元気な声で「ありがとうございました」と挨拶する子供たちの姿があった。個性豊かなその挨拶には空手を通して培われた元気で素直な響きが感じられた。
白井寛治
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