3人でも強く!
 自分たちの剣道を貫く。

西尾市立福地中学校男子剣道部

「少数精鋭」。彼らこそ、この言葉がふさわしいのかもしれない。西尾市立福地中学校男子剣道部は、3年生5名、2年生2名、1年生1名のわずか8名。県内の地区大会ではすべて優勝し、愛知県を制覇。東海大会ベスト16、全国大会出場を果たした。

全国で戦い抜いた3年生キャプテンの山内君はこう話す。
「一つ一つの大会に優勝という目標を掲げ、きつい練習も妥協せずやって結果を残すことができた。全国大会では予選敗退だったが、結果はあまり気にならない」と活動の過程が自信となっている。岡田君、長尾君、安田君は、「僕達はやり切った。後輩に何かを受け継いでとは考えていない。とにかく自分達の満足いく部活動にしていってほしい」「2年生とは上下関係もそれほどなく仲良くやってこれて良かった」と笑顔で顔を見合わせる。

新キャプテンの山田君は、「先輩のおかげで大将の僕は安心して試合に臨むことができたし、全国大会も経験できた。これから自分達は3人しかいないけどそれでも声をしっかり出して盛り上げ、強い剣道をしていきたい」とハッキリ思いを話してくれた。牧君、1年生の村松君もそれに同感といった様子でうなずいて話しを聞いていた。

「個々の力はしっかりある。新チームは人数不足。決して良い状況とな言えないが、だからこそチームビルディングに人一倍気を使ってやっている。」と顧問の村松先生。

面の中に見える強い眼差し。自らの剣道を貫いていってほしい。

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