来年の全中で、
 「戦える」選手を目指す。

服部明日風

標準記録を切った選手のみ出場できる「ジュニアオリンピック陸上競技大会」。安城市立明祥中学校の服部明日風選手は2年生ながら、早くもハードル種目での参戦を果たした。顧問の杉江先生は彼女の強みを一言「自分をしっかり持っているところ」と話す。最近は一つ一つの事をよく考えて取り組むことができるようで、益々期待の高まる彼女。

ーーー陸上を始めたきっかけは
5年生の時に市の体育大会があり、走ることは少し自信があったため自分も何かに出場してみたいと思ったから。

ーーーなぜハードルに
5年生の市大会に出場するに当たりお父さんと相談して「ハードルなら勝機があるんじゃないか」と思って。

ーーー練習はどんなことをしてる?
一番大変な練習は、100Mのシャトルラン。本当にキツい。家ではお父さんに見てもらって体幹トレーニングを毎日やっている。

ーーー試合前にしていること
気持ちが大会モードになるよう、勉強の事をあまり考えないようにしている。

ーーーライバルはいる?
「誰か」という相手よりも、自分自身の「記録」が一番のライバル。

ーーー目標は
来年の全中で、出場するだけなくしっかり「戦える」選手になること。

身長154センチ。中学選手としては小柄な彼女は、愛嬌よくインタビューに答えてくれた。思ったリ感じたことをストレートに話せる素直さと、顧問と笑顔でアイコンタクトを頻繁にする様子から信頼関係の強さを感じた。
すでに来年の夏の大会を見据え、飛び越えるものはハードルだけではない。「昨日の自分」。それこそが、今、彼女が越えたいハードルなのだ。

(文・光田さやか)

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