心と体を強く持ち、
礼儀正しく元気な剣士たち
岡崎警察署
少年剣道育成会
2月中旬の寒い日に、岡崎警察署5階の道場に岡崎警察署少年剣道育成会に取材に訪れた。
子供たちの大きな挨拶で迎え入れてくれ、指導が行き届いているのを感じた。
創立からの歴史は長く、清水先生が担当してからは1年ほど。現在は小学1年生から中学3年生までの18名が在籍している。道場としてはまだ増員が可能との事、剣道に少しでも興味のある子どもや、礼儀を身に着けたい子ども達に集まってもらいたい。
道場は5階に有り、稽古の一環で子供たちは、エレベータを利用せず5階まで道具一式を背負って上り下りしている。稽古中の道場は凛とした緊張感に包まれ、子供たちの掛け声・踏み込む足音・竹刀が面や胴に当たる音・先生の指導の声・笛の音が響いた。力強さの中にも子供たち1人1人に対し、指導する場面が多々あり、きびしさのなかにも優しさを感じる指導をしていた。
道場に通っている剣士たちは皆1年ほどで変化があり、当初は落ち着きがなく視線がフラフラしていた子どもも、落ち着きが出て、目を見て話しを聞ける様に成長して行くそうである。
そんな代表を務める清水先生は剣道を通して「向かっていく気持ち」「心も体も強くなって欲しい」思いで日々子供たちと向き合っていると語った。
保護者の方も「剣道をはじめて体力がつき、礼儀正しくなった」と語った。日ごろから素振りと手首の動きを家でもするようにと先生からの指導があり、家でも剣道に向き合っているそう。今後の子供たちの成長と道場の発展が楽しみである。
八島明津実
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