学内の繋がりを超え、応援されるチームに。
北中学校 剣道部
「強く、正しく、美しく」をスローガンに掲げる、北中学校剣道部に取材を行った。この日は大会が終わってからの平日練習ということもあり、基本に立ち返る練習メニューで、素振りや打ち込み、各技を競り合いの中で引きながら繰り出すという練習をしていた。
練習前から感じていたのは、挨拶や道具の整理整頓がしっかりしていたことだ。各生徒が大きい声で挨拶をしてくれ、道具は横一列に乱れることなく並んでいる。この様子も含めて、顧問の松永先生に剣道部としての目標を聞いたところ「剣道を通して道徳教育をしている」と答えが返ってきた。学内の剣道だけではなく、視野を広げてほしいとの思いがあり、剣道を通して高校生や大人たちと稽古をすることがあるそう。その結果、大会の応援に駆けつけてくれたり、普段の学校生活にはない繋がりを生んだりしている。
そんな先生からの思いを受け取りながらも、生徒たちは楽しんで練習をしている。男子キャプテンの岡田拓くんと、女子キャプテンの神谷夏実さんは「楽しいところを楽しんで、メリハリをつけているところを見てほしい」と、この部活の雰囲気を話してくれた。
学内でもムードメーカーが多い剣道部。ときには文化祭でお笑いのステージに立ち、学校中を笑いの渦に巻き込み、練習試合の相手校に、創作喜劇を披露する事もあるという。学内外に新しい繋がりを生んでいき、自分たちの視野を広げていく。
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