ヨネックスぬかたジュニアゴルフ大会
晴天の4月3日、今年もヨネックスぬかたジュニアゴルフ大会が額田ゴルフ倶楽部西コースで開催された。10年前、まだクラブを握ったことすらない子どもや初級者の子ども、ジュニアの子どもたちが、レベルに関係なく「ゴルフを楽しむ」ことを趣旨としてスタートした大会だが、現在では全国に8会場、10数回目と歴史を重ねてきた大会である。
今年は小学4年生~高校生男女88名が参加。中には将来のトッププロを目指すレベルの選手も参加し、県内外から幅広い参加者が集結した。今年は例年にない暖かい日差しの中で行われ、春休みとはいえ平日にも関わらず、保護者の方々も数多く応援に駆けつけ、選手よりも見守る保護者の方が緊張感いっぱいのように感じられた。
朝8時開始と同時に、「お願いします!」と大きな声が響き渡り、1人目のティーショット。
ヒュン!とする音の先には真っ直ぐに飛んだボールが転々とフェアウェイを転がっていった。2人目の子、3人目の子も同様に「お願いします!」と大きな声の挨拶からのスタート。何度聞いていても爽やかで気持ちがよかった。
しかし、大会中とは言えやはり子供。休憩中では、今日会ったばかりと言うのに、前から知っていたかの様にニコニコと会話が弾んでいた。会話の中身も宿題終わった?とかまだ残ってる・・・など現実も忘れていなかった。
最終18番ホール、グリーンに登って来る子どもたちには、様々な表情があった。ニコニコしている笑顔の奥には、目力の入った子や、中には思うように力が出なかった様に見える子。しかし、最後はみんなやり切った表情で、大会の趣旨である「ゴルフを楽しむ」を十分味わった様子だった。結果は、中学女子の部で育英会の鈴木空さんが3位と健闘した。
近い将来、世界を目指すトッププロがここから生まれることに期待したい!
(文:白井寛治)