“今”を大事に。
バレーは生涯の宝物。
あおいジュニア
岡崎市で活動を初めて16年になるバレーボールチーム『あおいジュニア』。
現在は男女ミックスチームとなり活動している。
今年は、男子7名、女子3名と少ないが、県外の招待試合で3位、西日本大会では2位と、“強豪”と呼ぶに相応しい結果を残している。
目下の目標は、『ファミリーマートCUP』での全国制覇だ。
和気あいあいな雰囲気で練習しているが、その表情は真剣そのもの。
監督を始めとする大人が子供たちに声を掛けることは少なく、上級生が下級生にバレーを教える。それを聞いた下級生がすぐさま実践している姿が印象的だった。
チームを指揮する樹神(こだま)監督に話を聞いた。
「バレーの技術はもちろんですが、社会の一員として恥ずかしくない人間性を育みたい。そのためには、“今”を大事に、夢中になって取り組んでもらいたい。そしてこのバレーボールという競技が、子供たちの生涯の宝物となることを願っています」
コートには子供たちの声が響いている。
全員がひとつのボールに集中し、「いかにボールを落とさないか」を考え、みんなで協力し、話し合いながら練習を重ねていた。
今、この瞬間、彼らは間違いなく、“バレーに夢中”になっていた。
この“今”を大事にする姿勢、この積み重ねこそが、自らが進むべき道を示してくれるはず。
“今”夢中になれることがあるからこそ、人生において目標を持つことができるはずだ。
「今を大事に」。
忘れかけていた事を思い出させてくれた気がする。