「サッカーのまち刈谷」を
盛り上げたい。
JFAトレセン愛知 刈谷
刈谷市を活動拠点とする「JFAトレセン愛知 刈谷」が目的とするところは、チームとしての強化ではなく「個」のスキルを高めることにある。
それがチーム内でいい意味での刺激となり、よりレベルの高いサッカーができると考えているためだ。
このチームを紹介するうえで外せないのが、優秀なコーチ陣。
JFA公認S~D級ライセンスを持つコーチがそろい踏みしている。
「指導者がコミュニケーションを取り、『サッカーのまち刈谷』として盛り上げていきたいですね。将来的には、ここ刈谷から有名選手を発掘できるように、良い環境・良い指導を与えたいと思っています」とチーフコーチを務める元日本代表の吉田光範さんは語る。
取材に訪れたこの日は、年に3回程度の全学年合同練習が行われていた。
普段はU-10、U-12,11、U-15,14,13と年齢ごとに分かれて練習しているが、同じチームメイトとして縦のつながりも大切にしたいという指導者の思いから、このような機会を設けているのだそうだ。
ゲーム形式の練習では年齢関係なく真剣にボールを奪い合う様子が見られたが、年下の選手は上の選手のプレイを真似たり、年上の選手は下級生にアドバイスをしたりと、まさに「個」の高めあいをしていた。
子どもたちの若いパワーと、すぐれたコーチ陣の指導力。
それがあれば、刈谷がサッカーの街としてその名を冠する日が来るのも、遠くはないかもしれない。