勝負にも自分にも負けない
KOTAブラックス
幸田町で活動するドッジボールチーム「KOTAブラックス」。
幸田町では、小学生の間で年々ドッジボールの人気が高まっており、近隣の強豪チームに「勝ちたい」と、平成15年にチームを設立。
現在では、幼稚園児から小学6年生までの25名が所属。
4年前にはガールズカテゴリーにて初の全国大会出場を果たすなど、さらなる活躍が期待されるチームだ。
ドッジボールと言えば、小学校のレクリエーションとして経験したことのある人も多いだろう。
イメージとしては、個々が自由に動き回り、ボールを避けたり、自分で取ったボールを相手にめがけて投げたりと個人プレイの印象が強いが、競技ドッジでは、内外野の連携や、フォーメーションなどのチームプレイが重要となる。
チーム全員が、勝つために自分に何ができるのかをしっかりと考え、緻密に練られた戦術で戦う。
子供たちもそれを理解し、汗だくになりながら練習に励んでいる。
チームのモットーは、“負けない自分を作る”こと。
塩見監督はこう話す。
「勝負にも、自分にも負けない強い子になってほしい。それと同時に、仲間や親に感謝できるようになってほしいと思います。目標は出場する大会で、常にベスト8以上に入ること。今年のチームは、自己主張の強い子が多いので1つの枠に閉じ込めず、良いところを伸ばしていきたいと思います」。
キャプテンを務める6年生の斎藤心華さんは、「目標は、冬の東海大会でベスト8に入ることです。そのためには、監督に言われたことをしっかりとできるようになりたい」と話す。
同じく6年生の植山琴葉さんは、「ドッジボールの楽しいところは、相手の強いボールをキャッチして、狙った相手にボールを当てること」と笑顔で話してくれた。
活動には、OBやOGが数多く参加。
練習や試合には、多くの保護者が応援に駆け付ける。
ドッジボールという競技を通して、またひとつ地域が繋がっていく。