西尾SSが悲願の優勝。

棚尾大浜サッカー大会

棚尾大浜サッカー大会

平成28年12月2日と3日に碧南市で行われた『棚尾大浜サッカー大会』。今年は県内外合わせて16チームが参加。U7からU12まで、カテゴリーごとに試合が行われた。

取材にお邪魔したのは、最高学年にあたるU12。
初日に予選リーグが行われ、二日目に決勝トーナメントが行われた。試合は15分ハーフ。

決勝戦へと駒を進めたのは、西尾SSと安城北部FCの2チーム。
この両チームは予選リーグでも対戦しており、この時は安城北部が5対1と圧勝している。

試合開始前、少し余裕が感じられる安城北部に対し、西尾は、「今度は勝ってやる!」とチームの志気がが高い。

試合はお互い譲らぬ一進一退の好ゲームとなったが、チャンスをきっちりモノにした西尾が2対1で安城北部を下し、リベンジに成功。
悲願の優勝を果たした。

勝って涙する西尾と負けて涙する安城北部。
この涙がさらなる高みへと彼らを引き上げるはずだ。

30年以上もこの大会を運営するのは、棚尾SSと大浜SSの皆さん。
会場の確保から、整備、スケジューリングに至るまで、手間と時間を掛けて大会に携わる。
コーチ陣や保護者、さらにはボランティアでレフリーを務めていた中学生などのおかげで、大会は非常にスムーズに進行していた。
また、参加賞として、碧南名産の“にんじん”が各チームに振る舞われ、地域貢献に一役買っていることにも好感が持てた。

棚尾と大浜のスタッフの方に話を聞いた。

「普段交流のあるチームもそうですが、市外、県外には、個性的なチームがたくさんある。さまざまなスタイルのサッカーに触れることで、新たなサッカーの“楽しさ”を見出してもらい、生涯スポーツとして、ずっとサッカーを楽しんでもらいたい。そのための交流試合です。だからこそ、ぜひとも楽しんでプレーしてもらいたいです」。

少子化にも関わらず、競技人口が増え続けているサッカー。
こうした地域の垣根を越えた交流も、きっとその要因。

この大会は、子供たちの成長を地域が支えるモデルケースのひとつかもしれない。

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