つなげ、南中リレー。
 タスキに受け継がれる思い。

南中学校駅伝部

南中学校
駅伝部

寒空の下、岡崎市立南中学校駅伝部に取材を行った。

今年の南中の駅伝部のテーマは「超える」「先輩達の順位を超える」「自身のタイムを超える」など一人一人が「超える」をキーワードに練習に取り組んでいる。

この日は、1月に行われる第70回岡崎市民駅伝競走大会に向けた練習をしており、3年生が中心となってチームを引っ張っていた。3年生は年明けに受験を控える中、仲間と一緒に走ることが好きな生徒たちは、走ることはもちろん、意見交換や話し合いを頻繁に行い、下級生への声掛けも欠かさない。これは代々伝わっているもので、「自分たちが先輩たちから教えてもらったことを後輩たちに繋いでいく」環境がしっかりと築かれているからだ。

校内の長距離・継走大会を前日に行っていたため、この日の練習内容は、主に男子が1500mを2本、女子が1000mを2本と少し軽めの内容だが、そこには生徒一人一人に合わせたメニューが組まれていた。1500mや1000mの終盤に差し掛かると、「ファイトー!」「ラスト!」と声が掛かる。その声に応えるように、応援された仲間も最後の力を振り絞る。

「市民駅伝では優勝をめざす」「応援してくれている多くの方に声掛けや仲間をカバーできるチーム力を見てほしい」と男子キャプテンの太田悠斗(おおたゆうと)くんと、女子キャプテンの成瀬夢乃(なるせゆめの)さんは声を揃えて意気込む。2人は昨年の大会にも出場しており、経験も豊富だ。仲間、先輩たちの思いまでタスキに込めて、優勝へのリレーをつないでいく。

菅沼卓徒

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